売電収入が減っても大丈夫!太陽光工事会社が教える「蓄電池+エコキュート」活用術
静岡県浜松市の太陽光発電・蓄電池設置業者、エネシス静岡です!! いつもブログをお読みいただき、ありがとうございます。
太陽光発電を設置されている皆様、最近「売電収入が以前より減ったな…」「もうすぐ卒FIT(固定価格買取制度)が終わるけど、その後はどうすればいいの?」といったお悩みや疑問を抱えていませんか。静岡県や浜松市で太陽光発電を導入された多くの方が、同じような課題に直面しています。
この記事では、太陽光発電の専門家である私たちが、売電収入の減少という課題を解決し、さらにご家庭の光熱費を削減する切り札となる「蓄電池とエコキュートを組み合わせた賢い活用術」について、徹底的に解説します。
静岡県浜松市で太陽光発電の導入を検討中の方や、すでに設置済みでこれからの活用法にお悩みの方は、ぜひ最後まで読んでみてください!
なぜ今、「自家消費」が太陽光発電の新しい常識なのか?
これまで太陽光発電のメリットといえば「売電による収入」が大きな魅力でした。しかし、時代は大きく変わり、現在では発電した電気を「売る」よりも、家庭内で使い切る「自家消費」が圧倒的に重要になっています。静岡県浜松市で太陽光発電を最大限に活用するためには、この「自家消費」という考え方が欠かせません。その背景には、大きく分けて2つの理由があります。
卒FIT後の売電価格はここまで下がる
太陽光発電の固定価格買取制度(FIT制度)は、国が定めた価格で10年間、電力会社が電気を買い取ってくれる制度です。しかし、この10年間の期間が満了することを「卒FIT」と呼びます。卒FITを迎えると、売電価格は大幅に下落します。
例えば、FIT制度を導入していれば、1kWhあたり15円という価格で売電できます。ところが、卒FIT後の電力会社(例:中部電力)の買取価格は、1kWhあたり7円〜8円程度まで下がってしまいます。これは、FIT期間中の価格と比べて約半分であり、売電による収入はほとんど期待できなくなります。この現実が、太陽光発電の電気を「売る」ことから「使う」ことへシフトする必要性を物語っています。
「買う電気」はどんどん高くなっている
一方で、私たちが電力会社から購入する電気の価格は、年々上昇傾向にあります。世界的な燃料価格の高騰や、再生可能エネルギー発電促進賦課金(再エネ賦課金)の負担額増加が主な原因です。
2025年時点での一般的な電気料金単価は、1kWhあたり30円を超えています。つまり、「1kWhあたり約8円で売電」し、「1kWhあたり30円以上で電気を購入する」という状況になっているのです。この価格差を考えれば、発電した貴重な電気を安い価格で手放すよりも、高い電気を買わずに済むように家庭内で消費する方が、経済的に賢い選択であることは明らかです。浜松市にお住まいのご家庭でも、電気料金の請求額を見て頭を悩ませている方は少なくないでしょう。太陽光発電の電気を自家消費することは、この電気料金高騰に対する最も有効な防衛策と言えます。
最強タッグ!「蓄電池」と「エコキュート」が自家消費をどう変えるか
太陽光発電で作った電気を無駄なく自家消費するための最強のパートナーが、「家庭用蓄電池」と「エコキュート」です。この2つを導入することで、ご家庭のエネルギー効率は劇的に向上します。静岡県浜松市で太陽光発電システムを導入されているご家庭が、これらの設備をどのように活用できるのか、それぞれの役割とセットで導入するメリットを見ていきましょう。
【蓄電池の役割】昼間の電気を「貯めて」夜に使う
家庭用蓄電池の役割は「電気を貯蔵する」ことです。太陽光発電が最も活発に発電するのは、日中の晴れた時間帯です。しかし、ご家庭で電力使用量が増えるのは、家族が帰宅する夕方から夜にかけての時間帯が多い傾向にあります。
蓄電池がない場合、日中に発電して使いきれなかった余剰電力は、安い価格で電力会社に売るしかありません。そして、太陽が沈んだ夜間には、高い電気を電力会社から購入する必要があります。
ここに蓄電池を導入すると、日中の余剰電力を蓄電池に貯めておくことができます。そして、夕方から夜にかけて、その貯めた電気を使ってテレビを見たり、照明をつけたり、料理をしたりできるのです。これにより、電力会社から電気を買う量を大幅に減らすことが可能になります。まさに、太陽光発電の能力を最大限に引き出すための重要な設備が蓄電池なのです。
【エコキュートの役割】昼間の電気で「お湯を沸かして貯める」
エコキュートは、空気の熱を利用してお湯を沸かす、非常に省エネ性能の高い給湯器です。一般的なエコキュートは、電気料金が安い深夜電力を使って夜間にお湯を沸かし、タンクに貯めておくという仕組みです。
しかし、太陽光発電と連携できるエコキュートを導入すると、この常識が変わります。「昼間の太陽光発電の余剰電力を使ってお湯を沸かす」ことが可能になるのです。家庭の消費電力の中で、給湯が占める割合は非常に大きいと言われています。その給湯にかかる電力を、太陽光発電のクリーンなエネルギーでまかなえることは、自家消費率を飛躍的に高める上で極めて効果的です。まさにお湯を貯める蓄電池として機能します。
【ポイント】なぜ蓄電池とエコキュートのセットが良いのか?
蓄電池とエコキュートは、それぞれ単体でも自家消費に貢献しますが、セットで導入することで相乗効果が生まれ、エネルギー効率を最大化できます。
その理由は、消費電力の大きさにあります。お湯を沸かすためには非常に大きな電力が必要で、その電力をすべて蓄電池から供給しようとすると、蓄電池の容量をすぐに使い切ってしまいます。
そこで、太陽光がパワフルに発電している日中に、まずエコキュートでお湯を沸かしてしまいます。そして、残った余剰電力を蓄電池に充電するのです。この役割分担により、夜間はお湯を沸かすための大きな電力を消費する必要がなくなり、蓄電池に貯めた電気を照明や家電製品などのために余裕をもって使うことができます。この賢い連携により、太陽光の電気を無駄なく使い切ることが可能になります。
【具体例】蓄電池+エコキュート導入で暮らしはこう変わる!3つのメリット
それでは、実際に静岡県浜松市のご家庭で太陽光発電システムに蓄電池とエコキュートを導入した場合、暮らしはどのように変わるのでしょうか。ここでは、具体的な3つのメリットを詳しく解説します。
メリット①:電気の購入がほぼゼロに?電気代を劇的に削減!
最大のメリットは、何といっても経済的な効果です。蓄電池とエコキュートを連携させることで、電力会社から電気を買う量を極限まで減らすことが可能になります。
例えば、ある4人家族のご家庭のケースで考えてみましょう。
- 導入前:日中は余剰電力を1kWhあたり8円で売電し、夜間や朝方は1kWhあたり32円で電気を購入。月の電気代が15,000円。
- 導入後:日中の余剰電力でエコキュートのお湯を沸かし、さらに蓄電池を満タンに充電。夜間はその電気を使用するため、電力会社からの購入はほぼゼロに。結果として、月の電気代が2,000円程度にまで削減。
このように、年間で15万円以上の電気代を削減できるケースも珍しくなく、将来にわたって家計を支える大きな安心材料になるでしょう。
メリット②:災害・停電時も、電気とお湯が使えて家族も安心
近年、台風や地震などの自然災害が多発しており、静岡県や浜松市でも防災意識が高まっています。長時間の停電は、私たちの生活に深刻な影響を及ぼします。
蓄電池を設置していれば、停電が発生しても自動的に電力供給が始まり、家の中の特定のコンセント(非常用コンセント)で電気を使い続けることができます。冷蔵庫の中身を守り、スマートフォンの充電や情報収集、夜間の照明確保などが可能になります。
さらに、エコキュートのタンクには常に数百リットルのお湯(または水)が貯まっています。断水が発生した場合でも、このタンク内の水を非常用の生活用水として利用できます。「電気」と「水(お湯)」というライフラインを同時に確保できることは、万が一の災害時において、ご家族の安全と安心を守る上で非常に心強い備えとなります。
メリット③:今後の電気料金の値上げにも強い家計に
前述の通り、電気料金は今後も様々な要因で値上がりする可能性があります。電力会社にエネルギーを依存していると、こうした社会情勢の変化による影響を直接受けてしまいます。
しかし、太陽光発電、蓄電池、エコキュートの3点セットを導入し、エネルギーの自給自足率を高めることで、外部環境の変化に強い家計を築くことができます。電力会社から電気を買う量が少なければ、たとえ電気料金単価が上がっても、家計へのダメージは最小限に抑えられます。これは、将来を見据えた賢いリスク管理と言えるでしょう。
導入前に知っておきたい!費用と業者選びのポイント
蓄電池とエコキュートの導入が非常に魅力的である一方、やはり気になるのは導入費用や業者選びではないでしょうか。ここでは、後悔しないために知っておくべき重要なポイントを解説します。
気になる導入費用と補助金の話
蓄電池とエコキュートの導入費用は、製品の容量や性能、工事内容によって変動します。
家庭用蓄電池:容量にもよりますが、工事費込みで概ね100万円〜250万円程度が相場です。
エコキュート:こちらもタンク容量や機能によりますが、工事費込みで40万円〜70万円程度が一般的です。
国や自治体(静岡県、浜松市など)が実施している補助金制度を上手く活用することで、初期費用を抑えることが可能です。例えば、国が実施する「子育てエコホーム支援事業」などでは、高い省エネ性能を持つエコキュートなどが補助対象となっています。これらの補助金は、年度ごとに予算や条件が変更されるため、常に最新の情報を確認することが重要です。
後悔しない業者選び、3つのチェックポイント
太陽光発電、蓄電池、エコキュートの導入で最も重要なのが「信頼できる業者選び」です。静岡県浜松市内にも多くの業者がいますが、以下の3つのポイントを必ずチェックしてください。
- 太陽光・蓄電池・エコキュートのすべてに精通しているか?
3つの設備を連携させて効果を最大化するためには、それぞれの機器の特性を深く理解し、システム全体として最適な設計ができる専門知識が不可欠です - 静岡県浜松市での施工実績とアフターフォローが充実しているか?
地域での豊富な施工実績は、その地域の気候や特性を理解している証拠です。また、設置して終わりではなく、長期にわたるアフターフォローやメンテナンス体制が整っているかどうかも非常に重要です。 - あなたの家に最適なプランを提案してくれるか?
ご家庭の電力使用量やライフスタイルは一軒一軒異なります。画一的なプランではなく、担当者がしっかりとヒアリングを行い、シミュレーションに基づいて、ご家庭にとって本当にメリットのある最適なプランを提案してくれる業者を選びましょう。
まとめ
今回の記事では、売電収入の減少という課題に対し、太陽光発電で発電した電気を「蓄電池」と「エコキュート」で賢く自家消費する方法について詳しく解説しました。
これからの太陽光発電は、電気を「売る」時代から、発電した電気を家庭内で有効に「使い切る」時代へと完全にシフトしています。蓄電池とエコキュートの最強タッグは、その自家消費を最大化し、「電気代の劇的な削減」「災害時の安心感」「将来の値上げリスクへの備え」という3つの大きなメリットをもたらしてくれます。
静岡県浜松市の太陽光発電・蓄電池設置・導入をご検討されている方は、是非この記事を参考にしてください!静岡県浜松市の太陽光発電・蓄電池設置・導入ならエネシス静岡へおまかせください!